今日の紹介は柱大組の様子です。
材料の納品から約一カ月。
その間に一次加工、コア組、仕口組と仮組工程で各パーツの製作を行っていました。
それぞれのパーツの溶接が終わり、柱加工の最終段階へ来ました。
今回の柱は3階建てなので、全長で約11mあります。
重量は約2.5t、工場の天井クレーン1台でギリギリ吊れる重さです。
※柱の大組をする棟には天井クレーンが3台あり、重量の重い製品を動かす際には余裕を持つために2台で行うこともあります。
大組は各パーツの製作精度にかなり左右されます。
シャフトの裏当ての直角度、コア・仕口部の直角度、勾配寸法など今まで加工した時に誤差が大きいままで『まあいいや』と進めていると、大組時にまとまって悪影響が出てきます。
1つ1つの加工を丁寧に行うことが求められます。
各所の寸法・直角度を見つつ1㎜単位の微調整をしつつ、溶接完了後に設計寸法と±3㎜以内に納めるように組んいきます。
11mの製品で1㎜単位の調整をすることは、大変な作業になりますが職人技で、いつも良い製品に仕上げてくれています。(渡辺)
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