今日は先日行った、社内検査の紹介です。
鉄骨には、製作途中に大きく分けて現寸検査、仮組み検査、超音波探傷検査、製品検査と4つの検査項目があります。
写真は、その中の溶接前に行う【仮組み検査】時の様子です。
手に持っているゲージでルート間隔と開先角度を計測する検査です。
下の側面図を参照に説明すると、、、
・12と14aが溶接でつなぎ合わせたい鋼板
・16は鋼板を溶接で繋ぐための補助鋼材
・g:ルート間隔
・α:開先角度
gとαは溶接前は溝になっており、ここを溶接で埋めて鋼材を繋ぎ合わせていきます。
今回はルート間隔(g)が7mm、開先角度(α)が35度で施工誤差が許容範囲内に加工できているかを計測しています。
物件によって、この数値の設定が異なるので、間違えないように加工する必要があります。
合格判定の出た製品は次工程の溶接作業へと進めます。
見た目は簡単な検査ですが、ここの数値が悪いと溶接性や構造計算への影響が出るため、品質管理として大変大事な検査です。(渡辺)
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